AQUOSといえば国内でもiPhoneの次に売れ筋商品として名高いスマートフォンです。SHARPという馴染みあるメーカー製造のものであるし、価格的にも他の国産メーカースマホと比べれば、まだマシな値段になっているためか、そこそこ人気の機種になっているのでしょう。
ただし多くの人が誤解していますが、SHARPは現在日本の会社かと言われると微妙な立場です。中国台湾の企業、鴻海傘下の企業です。いわゆる中華スマホと行ってもいいAQUOSなので、その視点で考えた場合は割高感があるのです。
AQUOS sense7のポイント
そこまで安くはない
AQUOS sense7は定価5万円という、iPhoneに比べれば安いかなといった価格設定です。しかし、性能面を見ればミドルスペックな価格帯なので、さほどコストパフォーマンスに優れているわけでもありません。
流石に某国産スマホと比べれば雲泥のコストパフォーマンスではあるのですが、AQUOSを純粋な国産スマホとして見ていいかと尋ねられれば、ちょっと抵抗があります。
中華スマホとしてカテゴライズするのであれば、このスマホはやはり割高になります。性能面でもさることながら、付属品もろくについてこないドケチ仕様なので、おすすめするには難しいものがあります。
お風呂スマホ対応だが石鹸は怪しい
この製品にも良い点はありまして、お風呂で使えると明記してあることです。実は完全防水と記載されていても、常温の水はいいけどお湯は駄目ってのは結構あります。その点、このスマートフォンはお湯に関しては問題ないなっています。
このように防水性能的には他の中華スマホより一歩上を行っているので、どうしてもお風呂でスマホが使いたいという人であれば、購入しても良いんじゃないかと思います。
ただし、流石に石鹸に関しては特に記載がないので、それはやめたほうが良いでしょう。この点を見ると某ARROWSに劣っていますね。
おサイフケータイはありがたい
他の中華スマホとの大きな違いはおサイフケータイでしょう。この製品は中華製では数少ないおサイフケータイ搭載モデルなので、この機能をよく使う人には重宝すると思います。
日本人はおサイフケータイの依存度が高いですし、SONY独自規格ということで通常のNFCでは対応できない部分ですからね。
まとめ
純粋な性能面でみたら割高なスマートフォンです。ただし、評価点もそこそこあるので、完全に駄目なスマホというわけでもない。なんとも微妙なスマホです。相変わらずの廉価版AQUOSスマホという感じに落ち着いています。
少なくとも毎回何かしら不具合のある、ハイエンドAQUOSスマホや、価格だけ高い国産スマホを買うよりはマシです。ただ、国産というには弱い立場だし、安さと性能を求めるなら、もっとコスパの良いスマホもあるという、いまいちおすすめしにくいポジションですね。