このたびはてなブログでも有料記事を公開できるようになりました。しかし、実際これを利用するというのは、私個人の意見としてはかなり敷居が高いと思います。
この記事では、codocとの連携で書けるようになった有料記事に関して、率直な感想をまとめていきたいと思います。
低品質コンテンツや詐欺行為が大量増殖しないか心配
有料記事には実際に見てみたらまるで大したことのない内容だったりする場合もあります。有料記事なのに中身が無料公開されている記事の内容とそう変わらないなんて場合もあるでしょう。
それに対しクレームを入れても、お金が帰ってくることなんてほぼほぼありえませんし。
また、ブログの記事とは違いますが、過去にニコニコ動画のチャンネルブロマガにて、集合写真が有料で見れるよと書いた癖に、実際はその集合写真なんて存在しないという詐欺行為を行った人物がいます。
こんな事をやっても一切処罰もされず、お金も返ってこないという前例があるのです。
はてなブログという敷居の低く、誰でも利用できるサービスで、この有料記事を書けるというのは、そういった酷い使い方をされないかが問題になってくると思います。
有料コンテンツにするだけの価値ある?
有料記事は過去に数回だけ見たことはありますが、他の記事でも書いてあるような内容で、お金を払ってまで読むような記事とは思わなかったですね。
だって今の世の中、無料記事でも十分なほどに情報が充実しているのですから。そちらで十分賄えてしまいます。
加えて1記事500円くらいと言っても、その500円で他に何ができるか考えたことはありますか?
Amazonプライムの月額が500円です。動画見放題にお急ぎ便使い放題etcetc……これだけの特典があります。他にはYoutuberのメンバーシップも、月額500円で提供されているものが多いです。また、漫画の週刊誌なんかも500円未満で購入可能です。
これらに対抗できるほどの有益な記事が、果たして書いている側に提供できるでしょうか。どんだけ充実した内容の記事を書かなければならないか、非常に難しいことでしょう。加えてブログ記事の多くはなんらかの情報発信なので、旬がすぎればその価値は大幅に下落します。
そもそも見てくれる人いる?
書き上げた有料記事を読んでくれる読者はどれほどいるのか。読み物を有料で買ってくれるというのは、結構権威が必要だと考えています。
我々多くのブロガーが記事を読んで貰えるのは、無料かつ検索やらなにやらで表示されていたから、なんとなく開いてくれたというのが大半だと思います。
ではこれが有料になった場合どうなるか。書いている人や出している団体の知名度、権威性でお金を払うか否か選択することになると思います。
たとえばこのブログで有料記事なんて書いたところで、間違いなく誰も読まないと思います。しかし、まったく同じ記事の内容だったとしても、有名人や一流出版社のだした記事であれば、結構多くの人が購読してくれると思います。
はてなブログでも有名な人が書いた記事であればそこそこ購読されるでしょうが、アソシエイトを乗っけていてもそれだけで食っていけないような底辺ブロガーの記事は、誰も買わないと思います。
むしろマイナス効果のほうが大きいかも
世の中には銭稼ぎに対してものすごく嫌な顔をする、嫌儲民という方々がいます。そういう方たちからしてみれば、このブログ有料記事なんて出しやがった。なんて嫌悪感を顕にして、もう二度と見るかという感想をいだきかねません。
そこまで極端な嫌儲民でなくとも、今まで全ての記事を無料で提供していたのに、有料記事を頻繁に出すように慣れば、卑しい奴だなと悪感情は抱かれると思います。
目先の利益に釣られた結果、月間PV数を落としてしまうのはどう考えても良くないので、自分のブログで有料記事を出すかどうかは今一度よく考えたほうが良いでしょう。