据え置きオーディオをやるならイヤホンよりも需要があると言われるヘッドホン。中華イヤホンが盛んなため、製品数的にはまだまだですが、昨今では中華メーカー製のヘッドホンも増えてきています。
この記事では中華メーカーでも勢いがあり評判も良い中華メーカー、水月雨(MOONDROP)のオーディオグレードのヘッドホン、空鳴 VOIDのレビューをしていきます。
製品特徴
高域寄りのフラットサウンド
水月雨のイヤホンでよく見られるタイプのサウンドです。だいたいフラットなサウンドになっているものの、あえていうなら高域が強いという感じになっています。
高域がとにかくキレイに表現されているほか、女性ボーカルも艶がある感じになっています。
反面、低音域にドンシャリサウンドのようなパワフルさがないので、ロックなんかには少々向かない印象があります。
あと、流石にヘッドホンということもあって結構駆動力を要求してきます。スマホに直刺しだと、優しい音色を通り越して弱々しい感じになってしまいます。
装着感は良好
耳あて部分は耳全部をすっぽりと覆い隠すサイズです。
重量は付けている体感的にも重くないです。むしろ軽い部類。側圧もゆるくはないですがどちらかといえば軽め。このおかげで長時間装着していても疲れたりはしなかったです。
サウンド的にもそこまで力強いタイプでもないので、作業時のお供にも最適化もしれません。
遮音性と音漏れはお察し
このヘッドホンは開放型と呼ばれる分類です。ようは音を出すスピーカー部分を密閉していない構造になっています。
ですので耳を密閉しないので遮音性は皆無です。なのでペットや子供が居てうるさい環境で使うにはちょっと向かないです。
また音漏れもそれなりにします。壁の薄いアパートで使っても、それを貫通するようなデカさはないですが、外で電車なんかで使うと真横の人の迷惑になるくらいは音が漏れます。
見た目はまあ悪くはないが
特に高級感があるということはないですが、3万円弱という絶妙な価格の製品なので、まあ妥当かなという外観です。ヘッドホンでおしゃれぶりたいなら別のを買ったほうがいいかなと。
ただ一個だけ不満点があって、それはケーブルが何故か黒いことです。着脱可能なので別のを買えばいいだけではあるのですが、それでも付属の純正ケーブルが何故か本体の白と相反する黒というのは如何なものかと。統一感がありませんよね。
白ケーブルは黄ばみやすいという問題はありますが、だったらそもそも本体色を黄ばみやすい色にするなと。
付属品はまあ優しい
他のよくある中華メーカー製品みたいに色々ついてくるわけではないですが、必要十分な内容です。
先程色に文句をつけた着脱可能な黒ケーブルに、ヘッドホン端子変換アダプタがついてきます。ヘッドホンによっては6.35mmに固定されていて、3.5mmでは使えなかったりすることも多いので、ここは親切心があると思います。
あとイラストのついたレターカードや説明書もついてきます。
まとめ
ケーブルくらいしか不満点はない製品でした。遮音性とか音漏れは開放型全般にいえる問題なのでそこはご愛嬌かなと。
3万円弱でこれが買えるなら結構おすすめできると思います。