VRコンテンツを楽しむには、VRゴーグルが必須となります。筆者は今までスマホVRくらいしか試した事がありませんでしたが、どうせならちゃんとしたのも試してみるかと思い、今回はそれ専用のちゃんとしたVRゴーグル、meta Quest 2を購入してみました。
ということで、この記事はmeta Quest 2のレビューとなります。
製品特徴
もともとこの製品はOculus Quest 2という名前でしたが、会社の方が合併したらしく、ブランド名が変わりmeta Quest 2となりました。
初期設定がクソ面倒
まずこの製品、初期設定がとにかく面倒です。metaアカウントが必要ですし、パソコンとリンクして使うならlinkソフトも必要。さらになんでいるのかもわからないスマホとのペアリングまで必要になります。
そして、それぞれのデバイスでいちいちログインが必要な上に、パスワードはあっているのに合ってないとか騒ぎ始めるし、スマホだとChrome以外のアカウントではログイン出来なかったりと、なんだこいつと思うくらいイライラさせられます。
PCと接続してもファイル転送できない不具合
とにかく面倒な初期設定を終わらせ、とりあえずパソコンからVR動画を移動しようとしたところでまたしても問題発生。
今度はパソコンのデバイスとドライバの項目にmeta Quest 2が表示されない不具合発生。マジでいい加減にしてくれよ。
私の環境だとスマホアプリから、開発者モードを有効にしたり、PC上のドライバを追加でインストールしたりして、最後にmeta Quest 2を再起動したタイミングでようやく認識されました。
ようやく繋がったし、VR動画を転送しようとしたところでまた問題発生。ドラッグアンドドロップして転送が終了しても、フォルダに動画ファイルがコピー出来てないという謎の現象。
どうもmeta Quest 2では半角英数字以外の文字が入っていると、データを保存できない用です。ほんまなんやねんこの仕様。
メガネユーザーには地獄
筆者はど近眼なので、メガネかコンタクトレンズが生活には必要。そしてそ自宅では基本的にメガネなのですが、メガネをしているとかなり付けにくい窮屈さです。
一応メガネ向けのオプションパーツは用意されていますが、あくまで奥行きに余裕を持たせるためのもので、横方向にはなんの効果もありません。
使えなくはないですが、メガネはかなり邪魔なので、サードパーティ製品でも良いから度付きのレンズアタッチメントを追加購入した方が良いでしょう。
やはりスマホVRとは違う
ここまでネガティブな内容ばかりでしたが、やはり専用品だけあって、機能はかなり優れています。しょせんスマホVRなんて玩具だったんだなと思うくらい、本物のVR体験を実現してくれます。
専用のコントローラーによる操作製もまずまずで、ちゃんとしたVR対応のコンテンツであれば、過不足なく楽しむことが可能です。
ちなみにこのコントローラー、単三電池１本ずつで動作します。特に本体とのペアリングも必要ないので、このあたりはかなりありがたかったです。
コンテンツはスタンドアローンとPCとのリンクの二種類で楽しめる
meta Quest 2は設定さえ終わればこれ単体で色々楽しめます。ゲームなどもmetaのストアアプリからインストールすることが可能です。
また、PCとリンクすることで、steamで売っているようなVRゲームも遊べます。というかPCで使うならsteamVRも入れないと、たいていのゲームが動きません。
ただmetaの公式ストア以外で販売されているゲームだとapkを使ってインストールが必要になるのですが、これには色々別のアプリをインストールしてやる必要があり、やはり面倒くさいです。
まとめ
一度設定さえ終われば楽しめるのですが、とにかくこの設定があまりにも面倒くさいです。こんなのあまりガジェット類に詳しくない人では無理なレベルであり、これではまだまだVRは普及なんてしないなと思いました。
