日常的に使っているとスマートフォンの画面はすぐに指紋だらけになってしまいますよね。
そうなると当然、その画面を拭き取るわけですが、実はスマホの画面って結構デリケートなんです。「え、この拭き方ってNGなの!?」ってことも結構あるので、今回の記事では、やってはいけないスマホの拭き方と、正しい方法について解説していきたいと思います。
駄目なスマートフォンの拭き方
ティッシュで拭く
通常の乾いたティッシュで拭くって人が一番多いと思います。けどこれ、駄目なんですよね。ティッシュは思った以上に表面の繊維が荒くて、スマホの画面を傷つける危険性があるからです。
しかも、画面をちょっと吹いた程度じゃなかなか指紋が取れないので、結果的に力を込めて何度もゴシゴシやりがちなので、余計に傷がつきやすい悪循環になってしまいます。
水道水で水拭きする
水道水で濡らして拭くというのもありがちですが、これもあまり良くないです。というのも、水道水には不純物が多く含まれており、中には人体に影響は無いものの、金属分子系のものも合ったりするので、結果的に傷がついてしまう可能性があるからです。
また、水道水を煮沸したとしても、塩素などは抜けますが完全な真水になるというわけではないので、やはり水拭きはやめておいた方が良いでしょう。
お湯で洗う。洗剤で洗う
完全防水のスマホだからお風呂に入る時ついでに洗おう。なんて考えることもあるでしょう。しかし、これはNGなんです。画面に傷が付くとか以前の問題があります。
というのも、多くの完全防水スマホが取得しているIPX規格なんですが、これってあくまでも常温の水に対する規格なんです。常温の水とお湯では浸透圧が違いますし、石鹸なんかを含むと更に変わってきます。
ARROWSのフラグシップモデルみたいに洗剤で洗えるとかなっていればまだ良いですが、そうでない普通の完全防水スマホでそれをやってしまうのはまずいでしょう。
アルコールで拭く
コロナ禍の影響もあって、多くの家庭が自前で消毒用アルコールを用意していると思います。しかし。スマホの画面をアルコールで拭くというのはあまり良くないです。
まずアルコールの中には研磨剤などが含まれているものもあって、そういうのを使うと当然研磨剤の成分でスマホの画面に傷が付きます。
また、そうでなくともアルコールには白化現象を起こす危険性があるので、最悪スマホの画面が白っぽく濁ってしまう危険性もあるのです。
メーカーによってはアルコールを使っても大丈夫というのもありましたが、だいたいが度数70くらいのものが多く、無水エタノールみたいに高純度なものは推奨しないというのが多かったです。
さらに、スマートフォンに高いお金を払ってガラスコーティングをしている場合、そのコーティングがアルコールによって劣化し、剥がされてしまうこともあります。ダイソーなんかで売っている塗るだけ液晶保護なんかも、アルコールで駄目になってしまう可能性があるので、アルコールでの画面清掃は避けたほうが無難です。
アルコールを使うのは、偶に汚れているなと思ったときどうしても使いたい時、くらいにした方が良いでしょう。
正しい拭き方
クリーニングクロスを使う
まず拭くための布なんですけど、これはクリーニングクロスを使ったほうが良いです。カッコつけた呼び方になっていますが、要はメガネ拭きです。メガネをかけているならそれを買った時についてきたメガネ拭きで十分ですよ。
メガネを持っていないのであれば、クリーニングクロスを買った方が良いです。定期的に洗ってやれば1年以上は持ちますし。ダイソーで3枚100円とかで見た記憶もあります。無くても通販で8枚900円しない値段で、サイズの大きいものが買えます。
専用のクリーナーを使う
乾拭きしただけでは指紋が取り切れないこともあるでしょう。そういう場合は、なにか水分を含ませると良いのですが、ここは専用のクリーナーを使うのが良いです。具体的にいえば、ELECOMのワイピカというものが一番良いです。値段も安いですし、余計な成分も入っていないのでおすすめです。
他社メーカー製を買う場合は、某大手の製品にもアルコールが入っていたりしたので、買う前に絶対に調べたほうが良いです。液晶用(爆笑)なトラップもありますからね。ここはホントにELECOMのワイピカが一番です。
値段だけ突き詰めると、精製水という選択肢もあるにはあるのですが、これには大きな問題があります。というのも精製水って基本的に、封を開けたら使用期限が短いんです。確かに通常の精製水、純粋は腐らないんですけど、封を切ってしまうと空気中の雑菌がどうしても入り込んでしまいますし、保管も冷蔵庫に入れる必要があって管理も面倒くさいんですよね。
なので拭けるからといって精製水を選択するのは無しだと思います。
専用ウェットティッシュを使う
一つで手早く済ませたいって人にはこれ一択でしょう。ちなみにこれもELECOMのワイピカシリーズで出ているので、それを買えばいいです。通常のウェットティッシュと比べると高いんですけど、専用品として一日一枚使うならそこそこかなって感じですかね。
まとめ
実は結構細かい指定のあるスマホの画面の清掃でした。どんだけ我儘なんだよと。幸いかかる費用的にはそこまでしないので、スマホの画面をきれいに使いたいという人は、買ったほうが良いでしょう。