2月末に発売が開始された、Yモバイル販売のニュースマホ、Libero Flip。最近あまり聞かなかった、ZTEという、かつて格安スマホを多く手掛けてきたメーカーが開発するこのスマートフォンですが、これまでの折りたたみスマートフォンではありえないほどの低価格ということで、密かに話題になっています。
Libero Flipの特色
折りたたみなのにミドルプライス
この折りたたみスマートフォンは、これまでの他メーカーの製品と比べると、圧倒的な低価格で提供されています。
他の製品は基本的に安くとも十万円くらいするという、マニアの中でも特にそれが好きな人しか買わないような、ニッチすぎる需要なのに値段が高くてオタクくんすら躊躇するという内容の製品でした。
しかし本製品はその価格をぐっと抑えて、おおよそ六割ほどの値段、63000円で買えるという中々に価格破壊な代物となっています。
実用的な能力面でもミドルクラス
こういう特殊なスマホというと、その分価格に対して処理能力が落ちることが想定されると思うのですが、本製品はそんなこともありません。確かに、処理能面だけで見れば、もっと安い商品はあるんでしょうが、かといって滅茶苦茶コスパが悪い製品にはなっていないのです。
内蔵されているSoCはSnapdragon 7 gen 1だし、33Wの急速充電にも対応。日本販売モデルなのでおサイフケータイにも対応していて、スマホ決算を多用する人も困らないように設計されています。
唯一、メモリ容量が6GBと少なめな点が気になりますが、他にもメモリをケチっているスマホ自体は結構見かけるので、そこは許容範囲でしょう。
ただし耐久性はお察しでもある
ただし、やはり折りたたみスマホ特有の脆さとかはそのままなので(改良するの無理じゃね?)、耐久性に関してはお察しな部分があります。
折りたたみスマホとしては確かに比較的安いので、自分が被る精神的ダメージ自体はある程度緩和されると思いますが、それでも6万円超えのスマホが簡単に壊れていくというのは、あまり気分が良いものではないと思います。
あくまでも、壊れちゃっても仕方ないさと、笑って許せる人が買うべきスマホだと言えるでしょう。
まとめ
折りたたみスマホの入門機としては、かなり面白いスマートフォンだとは感じられます。ただやはり耐久性に関してはネックだし、処理能力面ではそこまで優れているというわけではないので、スマホの処理能力こそが一番だという一般的なオタクくんにも刺さらないかなと思いました。