インターネットを見る上で欠かせないアプリ、ソフトウェアであるブラウザ。これはChromeを筆頭にかなりの多くのものが存在しています。
筆者はChromeの派生ブラウザの一つである、Vivaldiを今まで愛用していたのですが、最近になってこのブラウザから、Firefox派生のブラウザであるFloorpというものに移行しました。
今回の記事では、何故筆者がFloorpへ移行したのか、そしてChrome系のブラウザの何が不都合なのかを解説していきます。
何故Chrome系のブラウザを使わなくなったのか
無駄にパソコンに負担がかかる
最近、Chrome系のブラウザでYoutubeのライブ配信を見ていると、やたらとCPUの空冷ファンが高回転になることに気づきました。
確かに筆者のパソコンはゲーミングパソコンだし、搭載されているCPUも高性能な分、発熱もし易いので回転数が上がりうるさくなるのは当然な事です。
しかし、ゲームを遊んでいるのであればまだしも、たかだかライブ配信を見ているだけで、やたらとCPUに負担がかかるのは如何なものかと。
一応筆者も色々調べて、Youtubeの配信時に動画のコーデックがあるものになっていると、ものすごく負担がかかるということを突き止めて、拡張機能でそのコーデックにならないようにしたのですが、それでも焼け石に水だったんですよね。
その後、じゃあ別のブラウザを使うかということになって、純正のChromeやEdgeを試し、最後にFirefoxを試したらだいぶ負担が落ち着いているように感じました。これの原因はChrome系のブラウザにあると結論付けました。
2024年6月からのChromeの仕様変更
実はChromeは今年の6月から大幅なアップデートを行っています。これは今まで使っていたAPIのバージョンアップによるものです。このAPIはManifest V3というのですが、これまで権限が多くセキュリティ的に貧弱性が発見されやすかった拡張機能周りを、権限自体をいくつも削除することで、セキュリティ面での強化を図る改革となっています。
これをよりわかりやすく箇条書きすると、
- セキュリティ面の強化
- 実装できる機能面の大幅削減
- 大量の拡張機能が機能不全に陥る
こういうことになります。今はまだ古いバージョンのAPIもサポートしているみたいですが、これらは順次適応されていくことになるので、一体いつまで利便性が保たれるのかが不明です。
特に拡張機能は、別にすべてをGoogleや企業が開発しているわけではないので、便利で利用者を多くても、個人や少数団体で開発されたものは、更新が遅れたりもう更新自体がされず使えないままなんてこともおきかねません。
一応Firefoxの拡張機能、アドオンも、APIはChromeのものを準拠しているものもあるので、まったく影響を受けないわけではありません。しかし、まだその影響はChrome系に比べればマシであると考えられるので、Filefox系を使ったほうが良いかなと思います。
ユーザーの使用率が多そうなChrome系ブラウザ一覧
何故Floorpを選んだのか
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Firefox系ブラウザである
このブラウザは前述の通り、Chrome派生ではなくFirefox派生のブラウザです。なので中身の部分がChrome系とはまるで違っており、そのおかげかYoutubeのライブ配信でかかる負担が少ないからです。
ちなみに、別の系統のブラウザなので、Chromeを普段使っている人からしたら慣れないんじゃと思う人も多いでしょう。
確かにFirefox系なので設定まわりの項目が違うとか、その程度の癖はあります。しかし、別にネットサーフィンをする上では違いなんて右クリックメニューの違いくらいしかないので、慣れるというほどのこともなく使うことはできる筈です。
また、拡張機能の数自体も現在はそんなに違いがないので、Chrome系で使っている拡張機能も、たいていの物は同じものか、類似品が見つかることでしょう。
ちなみに、このブラウザは昔はChrome派生だったんですけど、Googleが行った意地悪が原因で純正以外のChrome派生ブラウザのYoutubeの表示が遅くなったことがあったらしく、それで嫌気がさしてFirefox系へと作り直したようです。
なので昔のFloorpとはがらりと変わっているらしいので、昔このブラウザを使っていたという人は、もう一回入れ直してみると、印象が大きく変わると思います。
VivaldiのFirefox版といえる性能
筆者がこれまでVivaldiを愛用していたのは、これがChrome系の中でも特に多機能なブラウザだったからです。純正Chromeでは拡張機能を入れてもまともに使いやすいものがなかったサイドバーとか、標準搭載されているマウスジェスチャーやメモ機能など、これ単体でも拡張機能無しで便利に使えたからです。
このFloorpですが、こちらもVivaldiに近い特性を持っています。残念ながらマウスジェスチャーに関しては、公式でアドオンにいいヤツがあるからそれを入れろと設定画面の段階で投げっぱなしになっていますが、その他のVivaldiにあって筆者が愛用していた機能は搭載されています。
やはりサイドバーにブックマークやダウンロード履歴、メモ帳をなどを並べられるのは、パソコンでネットサーフィンするには無くてはならない便利さだと思います。
またこれにFilefox特有の機能である、UIボタンの種類や位置を変更できるカスタマイズ機能もあるので、とても自分好みに使いやすくすることが可能なのです。
Floorpを使っている感想
かなりいいですよ。Vivaldiを使っていて多機能に慣れた自分でも、全く不満はなく使えていますので。
FirefoxのMozilla アカウントもそのまま使えますので、ブックマークの同期なんかも簡単です。
とてもおすすめのブラウザですし、もちろん無料なので、PCユーザーはぜひ一度使ってみてほしいです。