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Windowsパソコン向けブラウザ批評まとめ 2024年度版

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ネットサーフィンをする上で欠かせないのがWebブラウザなのですが、これらは非常に数多く存在しています。

現在ではGoogle Chromeが一強という状態ではあるのですが、知名度では劣っていても使い勝手の面ではより優れているブラウザは無数に存在しています。

そこで、この記事では筆者が触ったことのあるブラウザを批評していきたいと思います。

 

Chrome系ブラウザの批評まとめ

現在のWebブラウザの多くはChromeに採用されているレンダリングエンジンであるBlinkを中心として開発されています。

 

Google Chrome

おすすめ度★★☆

一通りのパソコンである程度快適な動作を確保しつつも、拡張機能も豊富で自分好みのカスタマイズも可能と、多くの人から仕様されるのも納得できるブラウザです。

シェア率ナンバーワンということで、トラブルが合ったときにも調べればすぐに情報が出てくるという点も評価できます。

 

しかし筆者的にサイドバーが無い点が痛すぎて、そこが大きなマイナスポイントです。拡張機能にサイドバーを保管するものもあるにはあるのですが、それらは癖が強くて、独自機能として最初から実装されている他ブラウザのものと比較すると、使いにくいのでカバーできていません。

サイドバー機能を不要としている人であれば、問題なく使用可能でしょう。

 

Microsoft Edge

おすすめ度★★☆

最初からWindowsには入っており、あたかも自分こそがオリジナルだという顔をしていますが、実際はChromiumChromeの後発であり、Microsoftアカウント向けに調整したChromeクローンブラウザです。ただ最近のEdgeは色々と機能が追加されているので、使い勝手だけみればChromeよりも上かなと思います。

UIなんかも設定周りでは独自性がありますが、それ以外はそこまでChromeと大差がないので、わざわざChromeを入れなくてもEdgeで良いんじゃないかと思います。

 

ただAndroidスマホとの連携を考えた場合は、ChromeだとGoogleアカウントで同期できるのでそっちのほうが便利なのも事実です。

Android版Edgeも存在しているので、それを使えばWindowsのEdgeとも連携が可能ですが、それはそれで手間がかかります。

結論としてはパソコンとスマホ、どっちを重点的に使うかで選択すれば良いと思います。

 

Opera

おすすめ度★☆☆

かなり昔に独自のレンダリングエンジンを使っていたころは、SpeedDialという機能をいち早く実装していたり、かなり先進的なブラウザだったのですが、あるとき急にブックマーク機能を廃止したり、レンダリングエンジンをChrome系のものに変更したりとメチャクチャな変更をやってから、シェア率が下がってしまいました。

現在は中国系の企業に買収されて、昔ほどメチャクチャな変化のあるアプデは来なくなったと思いますが、期間をあけて見るたびに大きく変化しているなと感じさせられるのが難点でしょう。

 

サイドバー機能を備えているし、拡張機能にも対応していると機能面だけで見れば優れているのですが、なんかUI周りが重たいというか、もっさりしているんですよね。ゲーミングパソコンを使っていてこれなので、どうにも最適化がイマイチに感じます。

Vivaldi

 

おすすめ度★★★

買収される前のOperaに関わっていた人たちが開発した、旧Operaの正統後継機ともいえるブラウザです。

レンダリングエンジン的にはChrome派生ではあるのですが、機能面がとんでもなく強化されており、標準でトラッキング防止だったりマウスジェスチャーやキーボード操作、スピードダイヤルにメーラー、メモ帳機能などどこまで盛り込んだというくらいに詰め込まれています。

しかもこれだけ機能が豊富ながら、最適化が巧なのか動作は非常に軽快で、Chromeと殆ど変わらないという意味不明な最強ブラウザとなっています。

 

唯一の欠点は、Chrome系ブラウザ共通の、メモリバカ食いという点だけなので、わざわざブラウザをダウンロードして使う人には、これがまず第一候補にあがると思います。

 

Sleipnir

おすすめ度★☆☆

結構癖のあるブラウザで、かつては複数のレンダリングエンジンを採用しているなどかなり独自路線が強かったです。ただ現在はIE系のTridentエンジンが消滅し、Geckoエンジンも切り捨てたので完全にChrome一族になりました。

まあ兎に角癖が強いんで、好き嫌いが明確にわかれるブラウザだと思います。少なくとも筆者はバージョン6は投げましたね。

 

現在は2~6までバージョンが公開されていますが、これらは明確に別物です。UIからして全然違うものもあります。現在もなんだかんだ更新されているのは4と6ですので、使ってみたいと思うならどちらかを選択しましょう。

4は昔のFirefoxみたいなUIで、6はSafariっぽさのあるUIデザインとなっています。

Brave

おすすめ度★☆☆

強力な広告ブロック機能を内蔵したブラウザです。基本的な操作感はChromeに準拠しています。

 

機能だけみればChromeよりも評価が高くなるのですが、筆者は正直このブラウザは好きではありません。

何故かというと、このブラウザは広告ブロック機能で他社の広告は否定しているくせに、自分は電子マネー上げるから広告を踏んでくれと、自分たちだけ例外にして儲けようとしているからです。そんな虫のいい話があるか普通?

 

ちなみにこの電子マネー。日本の銀行サービスでは受け取ることができないので、日本人が受け取るにはかなり敷居が高いです。

 

SRWare Iron

おすすめ度★★☆

検索履歴などをGoogleに送信しない、非常にトラッキング防止機能が強力なブラウザです。

UI的にはまんまChromeなので、使い勝手も悪くはないでしょう。

 

ただ、自動アップデート機能がない(Googleの送信が絡むため)ので、そこはちょっと面倒くさいかなと思います。

 

 

Firefox系ブラウザ批評まとめ

Chromeの対抗馬として現在生き残っているのがFirefox系のブラウザになります。ただシェア率的にどうしてもChrome系と比べると、その種類数ではどうしても負けているのが現実です。

レンダリングエンジンはGeckoを主に採用しており、明確に心臓部からしChrome一族とは違います。

 

Firefox

おすすめ度★★☆

かつてはIEとシェア率を二分していたブラウザです。しかし過去にレガシーアドオンを全切りした結果、カスタマイズ性を失って凡百のブラウザに成り下がり、多くのユーザーに見放されることになった悲しい歴史を持っています。

現在はこの新しいFirefoxに対応したアドオンも開発されており、現在のChromeと同等程度のカスタマイズ性能は確保できていますが、一度失った信頼は中々取り戻せず、多くのユーザーをChromeに奪われたままとなっています。

 

性能的には限定的ですがサイドバー機能に対応していたり、ホームページをカスタマイズして自分のよく使うサイトをワンクリックで飛べるように登録できたり、トラッキング防止機能も備えているなどかなり便利で、決してChromeに負けているとは思わないです。

ただこのFFirefoxは、Chromeとは明確に生まれが違うので、心臓部といえるレンダリングエンジンがWebkitやBlinkではなくGeckoという独自のものになっています。これのせいでごく一部のサイトでは正常に読み込まないという問題があるので、その点はChromeに軍配があがると思います。本当にそういうサイトは少ないので、殆ど実感することはないと思いますが。

 

Waterfox

おすすめ度★★☆

プライバシーを重視した設計になっているブラウザです。UI的にはほとんどFirefoxと変わらないので、Firefoxを愛用している人であればすんなりと移行できるでしょう。

 

その他の特徴として、一部OperaChrome拡張機能を使えるというものがあるのですが、ぶっちゃけFirefox拡張機能があれば十分ですし、そもそも別のものはインストールが面倒だったりするので、あまりこの恩恵を受けることはないでしょう。

  

 

Basilisk

おすすめ度★☆☆

基本的なUIは現行のFirefoxを踏襲しながらも、レンダリングエンジンを旧式のFirefoxのアドオンを使えるGoannaというGecko派生にしています。

ただレガシーアドオンが使えるといっても完全な互換性というわけではないです。

 

また日本語には非対応かつ、永久ベータ版という触れ込みなので、動作の安定性が不透明な点が敷居を高くしてしまっています。

 

Pale Moon

おすすめ度★☆☆

UIからレガシーアドオン対応まで、とにかく旧式のFirefoxを意識して作られたブラウザです。昔のFirefoxが好きだった人には刺さります。

 

しかし日本語への対応が面倒くさかったり、用意されているスタートページがやたらとゴチャゴチャしていて見にくい、アドオンがFirefox公式ではなく独自ページからのインストールなど、どうしてこうなったというような内容になっていて、使いにくい面も目立ちます。

 

 

Lunascape Orion

おすすめ度☆☆☆

オワコン。まずTridentエンジンがすでに死亡しているのに、検索機能として残っている。GeckoエンジンやWebkitエンジンに切り替え可能だが、どちらにしても検索が遅い。そもそもトリプルレンダリングエンジンとかするくらいなら、一つのレンダリングエンジンに絞って動作を快適にして欲しいというのが正直な感想です。

 

インストールソフトも日本人が開発の中心らしいのに日本語表記がないなど、不親切。

挙句の果てには普通にダウンロードできるけど、最終更新が6年前の2018年とかなっているのも笑えないです。それを確認するにはダウンロードページから別のページに飛ばないと行けないしでわかりにくい。もう更新しないならトップページにその旨を書いておけよと。

 

現在は新しいLunascapeを開発しているようですが、そちらはまだベータ版です。つまり素人にはおすすめできない

 

Floorp

おすすめ度★★★

現在筆者が愛用しているブラウザです。流石にVivaldiほど多機能ではありませんが、それでもかなり多くの便利機能を内蔵しており、Chrome系ではないのでそこまでメモリを消費しないという点が嬉しいです。

特にうれしいのがサイドバー機能で、ブックマーク、ダウンロード、履歴、メモ帳など、Vivaldiのそれと同じように、多くの項目を登録して使うことが可能です。

 

現行のFirefoxアドオンにもしっかり対応していますし、イチオシのブラウザとなっています。

 

 

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