パソコンでインターネットを使う際、多くの人がお世話になるであろう無線LAN接続。しかし、たとえ同じ階層にWi-Fiルーターがあったとしても、レンタルルーターの性能が低かったり、部屋が物理的に遠かったり、壁が分厚かったりするとどうしても接続強度が下がってしまうものです。接続強度が低いと通信速度も安定しないので、非常に困ると思います。
今回の記事でレビューしていくTP-Link Archer TX20UHAは、比較的小型ながら電波のつかみがしっかりしている、優秀なWi-Fi子機になっています。
製品特徴
スタンド付きで位置の自由度が高い
このWi-Fi子機は、本体の他に延長ケーブル付きのスタンドも合わせて用意されています。長さはおよそ1mほどなのですが、それだけ距離を取れるので、電波強度の良さげな場所に、子機を設置することが可能です。
もちろん、このスタンド無しでも直接USBに接続することでも使うことは可能なので、そこは臨機応援にやっていけば良いと思います。
ちなみにスタンドにドッキングするとこんな感じになります。そもそもそこまで大きいわけでもないので、置き場所がよほど狭いということがなけっれば、邪魔にならないサイズ感です。
アンテナ搭載
実はこれ、カバー部分がぱかりと展開するようになっており、ここがアンテナとしても駆動します。写真では開ききっていますが、段階的に角度をつけることも可能なので、ある程度融通を効かせてアンテナがもっとも効果を発揮する方向へ向かせることが可能です。
よりハイパワーなモデルもある
こんかい筆者が買ったモデルだと、1201Mbps程度までの通信速度となっていますが、これは筆者が契約しているWi-Fiのプランがその程度で十分だからです。もしより速度のでる通信プランを契約している場合ですと、最大値が倍の2402Mbpsのものも販売されています。価格的には500円増しくらいなので、速さを求める人や、今後高速プランに変更するつもりがあるひとは、そちらに変更したほうが良いでしょう。
発熱は意外と少なめ
中継機しかり、ルーターしかり、TP-LINK製のものって結構発熱が問題視されることが多いのですが、この製品に限って言えば、日常的に使っていても、特別熱くなったようには感じません。全く発熱しないとは言いませんが、少なくとも素手で触っても火傷しそうなくらい熱いとか、そういった異常性は見られないです。
余談 前の蟹脚の奴は戦力外通告
筆者は前にIODATAが販売している蟹脚みたいにアンテナがいっぱいついてるWi-Fi子機を使っていました。ただこれ、やはりデカくて邪魔になるし、自重に耐えられなくて倒れたりするので、それなりに不満も多かったです。
あと最近になって経年劣化でガタが来たのか、突然通信速度が落ちてWi-Fiの接続が外れるという問題が多発するようになったので、処分することになりました。
いくら接続強度が良くても、大きすぎるもの問題だと学びになった製品でした。
まとめ
かなりいい製品です。電波のつかみも優秀ですし、通信速度も問題なし。サイズ感もUSBメモリをニ倍した程度(アンテナを展開したら別)に落ち着いているので、デカすぎて邪魔になるってことはありません。
Wi-Fi子機としては間違いなく優等生な商品なので、Wi-Fiの接続強度が弱くて困っている人や、買い替えを検討している人にはおすすめの製品だといえるでしょう。