Wi-Fiなどの無線接続周りの製品を展開しているTP-Linkというメーカーですが、その評判は二極化しているという印象があります。
無線接続というものは初期設定に置いては意外とデリケートな面もあり、結構トラブルに見舞われることも多く、あまり知識がない人だとそのまま詰んでしまうこともあるからです。
今回紹介していくTP-LinkのRE305/Aは、Wi-Fiの接続距離を伸ばす中継機となります。
製品特徴
11ac対応の機器としたは一般的な、867+300Mbpsに対応した中継機です。
特別な操作は必要なく、これとルーター側のWPSボタンを押すだけで接続が完了し、以降は壁の厚い部屋や二階などの電波が届きにくい場所にも、強い接続強度のまま電波を届けてくれます。
また、安価な製品でありながらメッシュにも対応しているなど、隙のない構成となっています。
実際に使ってみた際の出来事と感想
コンセントに繋いで簡単接続の筈が
WPS接続自体は本当に簡単でした。しかし、2.4GでしかWi-Fi電波を繋ぐことができず、なんどもリセットしてやり直すことに。
その間にルーター側が突然停止したりして、ものすごく苦闘するはめになりました。
最終的にアプリで接続設定してようやくつながったので、WPSボタンでの接続は問題あるなと思いました。
アプリも面倒くさい
アプリ自体の作りはまともな方で、特に使いにくいということもなかったです。ちゃんと日本語のアプリなので、外国語が出来なくとも大丈夫です。
ただ使用するにはTP-Linkのアカウントが必要になり、これを新規で作ってログインしてという操作が必要になり面倒くさいです。
中継機の設定を確認する際にも、ローカルパスワードを設定する必要があり、これまた面倒な仕様でした。
発熱が結構強い
小型でパワフルなぶん、発熱は結構します。一応、これだけ発熱しても許容範囲内で特に危険性はないとのことですが、そう言われてもという感じです。
筆者はヒートシンクを貼り付けて、ダイソーの卓上扇風機で風を当てて使用しています。
TP-Linkの製品はこの中継機以外にも、熱対策がおろそかな製品が多いようなので、このあたりは注意すべきですね。
コンセントを占有しないのは高評価
下の段に接続すれば、上の段のコンセントはちゃんと使えます。
中継機以外にも充電器だったりと、最近はやけに大きいせいでほかの段を使えなくしてしまう製品が多い中、この製品は細かいところにも気を配っているようです。
電波強度は確かにあがった
私が普段ブログを執筆している部屋は、壁が分厚いせいで接続強度が中どまりでしたが、中継機を使用するようになってからは非常に強いになりました。
通信速度自体はさほど変化はありませんが、以前のように突然切れたりしなくなったので、買ってよかったという感想に間違いはないです。
まとめ
正直いって接続するまでは結構面倒かつ、実際にトラブルもおきたので、あまり詳しくな人が導入するには厳しい面があると思います。そこまで難しいことは要求されていないのですが、WPSでの接続でドツボにハマりました。
もし買って使いたいという人がいるなら、接続はアプリかたやったほうがいいですね。アカウントの作成とログインする必要があるのが面倒なだけで、使い勝手自体は悪くないので、そちらのほうが無難です。
中継機としての機能はまったく問題ないので、接続さえ出来てしまえば十二分に使っていけると思います。