2020年に日本市場に本格参入し、色々な意味で有名になったXiaomi。順調な滑り出しとは言えないものの、流石に利益率5%を謳っているだけにその製品のコストパフォーマンスは事情に高いです。
今回紹介していくXiaomi Redmi Note9Sも非常にコストパフォーマンスの高い製品です。数字の上だけ見れば国内正規販売のスマホの中でもトップクラスです。
スペック
圧倒的な安さと処理能力のバランス
約25000円というロープライスでありながら、SoCはSnapdragon730Gを搭載しています。AnTuTuスコアに換算するとおよそ270000点という中々に高いどころか、設定さえ弄れば重めの3Dゲームだって普通に遊べてしまう処理能力を保有しています。ここまでコストパフォーマンスの高いスマホは日本市場には中々ありません。
カメラ性能もかなり高い
この価格帯でまさかのクアッドカメラです。望遠は積んでいないため流石に星空の撮影は難しいですが、AIの補正もしっかり聞いており、夜景や暗所の撮影もきれいに撮ることが出来ます。
静止画が優秀な反面、動画撮影能力は値段相応といった感じです。この価格帯で手ブレ補正搭載と頑張ってこそいるものの、そこまで強い補正ではありません。ロープライススマホにそこまで求めるのは酷というものですが。
大手3キャリア対応
SoftbankやDocomoは勿論のこと、格安スマホでは相性問題が難しいau系のSIMもしっかり対応しています。更にはキャリア入りを果たした楽天モバイルのバンド3にも対応しています。ほぼ全ての格安SIMが使用可能というのは助かります。
流石に5Gには対応していませんが、2020年現在はまだまだ5Gは実用的ではないので無視して問題ないでしょう。
技適取得済み
これだけ安いしどうせ技適無いんだろと思いきや、このスマホは日本市場で正規販売を許されたスマホです。すなわち技適もしっかりと取得しています。技適違反をするのが怖いという人でも安心して使用することが出来ます。
大きめのサイズ
6.67インチ、209gとその質量は安さからは考えられない程にヘビィです。ちょっと女性や子供向けには向かないと思います。
音質面は微妙
モノラルスピーカーで、その音質自体もスカスカの残念音質です。値段が安い分、こういったあまり重要視されない部分を削っているのでしょう。別途イヤホンなどを使えば問題ないです。
広告表示には注意
これだけ安い分一つ問題があります。それは一部のアプリでXiaomiは用意した広告が表示されるという事です。広告自体は常識的なサイズだし、毎回必ず表示されるというわけではありませんが、鬱陶しいと感じる方も出てくると思います。
価格が安い分、こうした広告代で補っているのは仕方ない点なので、購入するのであれば我慢も必要です。設定で消すことも可能なので、どうしても我慢できない方も問題はありません。
まとめ
良い点
- 非常に安く良好な処理能力
- 静止画撮影能力が高い
- 大手キャリア全対応(5G除く)
- 大きめなサイズ
- 豊富な付属品
- 技適取得住み
悪い点
- スピーカー音質が良くない
- 広告表示(消せる)
- 結構重たい
性能的には4万円以上のミドルプライスでもおかしくないレベルにも関わらず、25000円という非常に安価なスマートフォンです。処理能力だけでなく写真撮影機能も中々に良好で、インスタグラムを利用している人にも嬉しい点だと思います。この価格帯でゲームも快適にできるのだから、低価格帯でも定番商品といって問題ないです。
ケースや充電器なども最初からついてくるので、他に買い足す必要が少ないのも評価が高いです。とにかくコストパフォーマンスが高いスマートフォンなので、なるべく安く済ませたいという人はこれを買うと良いでしょう。