ついに販売開始されたiPhone SE (2020)。かなり話題で賛否両論あるこの端末ですが、何が良くて何が悪いかスペックを参照しながら解説していきます。
スペック
廉価版ながらSoCはハイスペック
A13チップ、すなわちiPhone11と同じSoCを採用しているので、その処理性能はハイエンドモデルと同等といっても過言ではないです。この時点で同価格帯のスマートフォンは軒並み駆逐されてしまいます。
ただし、iPhone11と比べると搭載RAMや排熱を考慮したのかダウンクロックが図られており、若干のスペックダウンをしています。とはいえ、それでもハイスペックなのには変わりはないので処理能力で不満を感じることはないでしょう。
端子がLightning
元がiPhone 8なので仕方ないですが、接続端子は相変わらずの独自規格です。最近はTypeCが増えてきているのでこれは少々面倒くさいです。
しかし、充電に関して言えばQi無線充電に対応しているので、そちらを使用するのも良いでしょう。特に本機はバッテリー容量が少ないこともあって、意外と早く満充電可能です。
バッテリーが少ない
上記でも触れましたが、本機のバッテリー容量は1821mAhと少なめです。iPhone 8と同程度の連続使用が可能との事ですが、ハードユーザーであれば物足りないと感じる事でしょう。
小型・軽量モデル
バッテリー容量が少ないという事は、軽量という事です。そして本機は小型端末でもあります。片手操作しやすい端末なので、最近の大型化に辟易していたユーザーには嬉しいポイントです。
また、本機は解像度が低めに感じるかもしれませんが、そもそもが4.7インチの小型ディスプレイです。この解像度であっても全く気にならないでしょう。
復活の指紋認証
散々ユーザーに言われてきた指紋認証センサーも、iPhone 8ボディなので当然復活しました。これでいちいちマスクを外さなくとも手早くロック解除が可能です。
意外とまともなカメラ性能
シングルカメラ、1200万画素という一見すると貧弱なカメラ性能ですが、その実わりと性能はまともです。Apple製品だけあってソフトウェア面での最適化が半端ではなく、iOSのアップデート毎に強化されています。
動画撮影に置いても手ブレ補正があるのでそこそこ見れる動画が撮影可能です。
ただし、最近多くのスマホに搭載されている超広角カメラはないのは気に留めておきましょう。
総評
良い点
- ハイエンドと同等の処理能力
- 小型で軽量
- 指紋認証
悪い点
- バッテリーが少ない
- 小型故一度に見れる情報量が少ない
- 超広角カメラ無し
廉価版ながら非常に高性能な端末です。エントリーモデルほどの安さではありませんが、それでもこの価格でこの性能は非常に良好です。そんな高コスパ製品がAppleというブランドを引っさげて登場してしまいました。
どちらかといえばAndroid好きの私であっても、人に薦めるスマートフォンの一つにこれを上げざる得ない程に良い製品だと言わざるおえません。
こんな人におすすめ
- ライトユーザー
- サブ機として
- お子様へのiPhoneに
日本で、特に中学高校で一番普及しているスマートフォンといえばiPhoneです。故に、その年頃のお子さんを持つ親御さん向けには一番おすすめできる端末です。
また二台目のスマートフォンが欲しい人や、そもそもあまり長い時間スマートフォンを使わないという人にもおすすめできる端末です。