2020年3月。この頃はコロナウィルスによる新型肺炎が大流行していた事もあって、早期学期終了、卒業式短縮化など通常ではありえないような様々な状態に陥りました。
卒業式なんて面倒くさいからラッキー、という人もいれば、流石に卒業式くらいはちゃんとやりたかったなという人もいるなど、意見は2つに割れたかのように感じました。
そんな特殊な3月でしたが、卒業式も特殊だった様子です。
特殊な卒業式
少人数での卒業式
大人数で集まると集団感染の危険性が高まるので、教室内でクラスメートとのみが参加する少人数制の卒業式です。時間も手早く、合唱も行わないので感染リスクは少ないです。結構ニュースやらでも取り上げられていたので、これを選択した学校はそれなりに多いのでしょう。
ネット上での卒業式
インターネット通話サービスを利用した卒業式です。これでもクラスメートとその親御さん、担任の先生くらいは同時に通話可能。それでいて実際には接触していないのでウィルス感染の危険性がないという理にかなった卒業式です。
LINEもこの取り組みには積極的に協力を示しており、特設ページの作成で利用者に呼びかけなどを行っていました。
卒業式くらい現実世界で行いたいという気持ちもわかりますが、今後もこういった伝染病が定期的に蔓延するようになれば、ネット卒業式も定着していくと思います。
ネット卒業式の先駆け
こういったネット上での卒業式は、通信制の高校でも取り上げられており、ニコニコ動画のドワンゴが設立したN高等学校でも行われてきました。実はあまり聞く機会がなかっただけで、ネット上の卒業式は今に始まった事ではないのです。
そもそも卒業式無し
これもそこそこあった様です。担任が最後のプリントと一緒に卒業証書を渡して、そのまま帰宅。なんとも味気ない最後ですがウィルス感染のリスクを考えれば仕方ないことです。
流石に担任から話くらいはあったでしょうが、最後のイベントがこれだと流石に可哀想になります。これをするくらいならネット卒業式に切り替えていって欲しいです。
まとめ
コロナウィルスによる大混乱の最中に行われた卒業式は、人によっては大きな不満を残す結果になった事でしょう。せめてこの前例を、今後こういった状況に陥った際になんとか卒業式ができるように生かして欲しいです。