今回紹介していくのは、以前紹介したAnker Soundcore Life Q20の兄弟機であるLife Q10というヘッドホンです。
このヘッドホンはナンバリング的に、廉価版や旧式をイメージさせる事も多いですが、実際のところは仕様の変更された互換機という感じの商品になっています。
スペック
音質傾向はQ20と同じ
同じメーカーの製品なので、音質傾向はLife Q20とほぼ一緒といっていいでしょう低音重視で迫力のある音圧、中高音も負けずにしっかり出ているなど、よほどのオーディオマニアで無い限りは満足できる音作りです。
違う点はノイキャンが無いのと、apt-Xに対応している点でしょう。apt-Xに対応している分、純粋な音質はこっちの方が気持ち上かなといった印象です。
過去にQ20は記事を書いてますので、気になる方がこちらもどうぞ。
ノイキャンが無いのは辛い
Q20で音楽を聴いてから、こちらで音楽を聴くと、やはりノイズキャンセリングがいかに偉大な存在であったかを改めて思い出さされます。まわりからの雑音が緩和されるので、たとえapt-Xに対応しているとしても最終的な没入感はQ20に劣ります。
有線接続も可能
しっかり有線での使用も可能で、そちらを選択した場合はハイレゾに対応します。ただやはりQ20の時と同じく、マイクやボタンは使用不可能になります。
有線ならば音質的にゲーム用途でも使用は可能なものの、マイクは使用不可能になるので注意です 。
長めの使用時間
60時間の連続使用が可能なので、そこまでこまめに充電しなくても良いのは利点です。満充電も2時間ほどで終わります。
TypeC端子で充電可能
Life Q20に対してこちらはTypeC端子での充電が可能です。最近主流の充電端子をそのままつかえるので、スマホの充電器なんかをケーブル変更なしでそのまま利用可能です。
総評
良い点
- 価格が安い
- apt-X対応&迫力の音質
- 長い使用時間
- TypeC対応
悪い点
- ノイキャンがない
- 聴き疲れしやすい
- 内蔵マイクはオマケ
このヘッドホン単体で見た場合、非常に高性能な無線ヘッドホンだと思います。音質は迫力があって万人受けしやすいものだし、apt-Xに対応している。安物ながらTypeC端子での充電可能。あえていうなら、内蔵マイクなため集音性がよくない程度の問題点しかありません。
しかしQ20と比べて2000円しか差がないのにノイズキャンセリングが搭載されていないのは大きな問題です。たった二千円とapt-X、YypeC充電を犠牲にするだけでノイズキャンセリングがツイてくるとなれば、私ならQ20を選択してしまいます。
これらの犠牲を瑣末事と考えるならQ20を、いやいや結構おおきな価格差だよと考えるならQ10を購入するのが良いでしょう。