2016年頃から活動を開始して、日本のオーディオブランドであるNUARLですが、その製品には妥協が見られず、高いクオリティを保っています。
故に値段も基本的にはミドルからハイに位置するのですが、型落ちした製品に関しては大幅に安売りしています。
本記事で紹介していくNUARL NT01Aはもともと1万3000円以上のミドルハイに位置するTWSですが、現在は5000円以下で購入が可能になっています。
製品特徴
高域の美しい音質
このTWSの音質は低音域よりも高音域に重点を置いているらしく、TWSにしては極めてクリアで美しい音色を鳴らします。
といっても低域が弱いというわけでもなく、低域部もしっかりと鳴っています。
ドンシャリ系ではなくフラットに近いバランスのよい音質なので、高級機特有の美音を楽しめると思います。
遅延はかなり押さえられている
流石にゲームモードのような超低遅延というわけではありませんが、その遅延はかなり抑え込まれています。
動画を見たりする際の音ズレは気にならないレベルであるし、流石に音ゲーは厳しいでしょうが、カジュアルにゲームを遊ぶのであれば十分でしょう。
10時間の連続再生
消費電力をしっかり押さえていることにより、10時間の連続再生が可能です。これだけ長い時間持つのであれば、普通に使っていて電池が切れましたなんて事はほぼほぼないでしょう。
TWSとしては間違いなく最高峰のバッテリー持ち時間ですね。
接続は安定している
安価な安物TWSだと、Bluetooth接続が切れやすいなどの問題を抱えていることが多いのですが、本製品は元がお高めな完全ワイヤレスイヤホンということもあって、比較的接続は安定しています。
コーデック的にはAACとaptXに対応しているし、使用しているチップも有名メーカーであるQualcomm製のQCC3020です。
装着感も良好
癖のない形状なので耳につけていて痛みは感じづらく、しっかりフィットするようになっています。付属のイヤーループも仕様することで、さらにかっちりと収める事が可能になっています。
まとめ
良い点
- 大幅な値下げで非常に安く買える
- バランスの良い高域がきれいな音質
- 驚異の10時間再生
- 安定した接続でaptXにまで対応
- 装着感も良好
悪い点
- 型落ちモデル
- 生活防水止まり
もとが高級モデルということもあって、その音質は間違いなく本物です。
いわゆるガジェ屋がドンシャリ傾向ばかりのイヤホンを作っているなか、オーディオブランドの底力を見せた形になります。
難点としては型落ちモデルである点と、防水が生活防水止まりという点があります。
しかし型落ち=古臭いというわけでもないですし、防水はそもそもつけっぱなしで風呂に入ったりしなければ関係ないので、そこまでキツイ難点ではありません。
型落ち品故、いつ製造中止されるかわからないので、低価格で高級品の音質が聴きたいという人は、迷わず購入しましょう。