PC関連のデバイスメーカーとして定番なLogicoolは、そこそこのアフターサポートにそこそこかそれ以上の製品を販売しているということで、なかなかにコストパーフォーマンスにもすぐれたメーカーです。
今回紹介するLogicool K835は、ロジクール製のオフィス向けキーボードにしては珍しいメカニカルキーボードになっています。
製品特徴
オフィス向けながらメカニカルスイッチを採用
このキーボードはオフィス向けの製品になっていますが、ロジクールのそれにしては珍しくメカニカルスイッチを採用しています。
メカニカルスイッチといっても赤軸なので特に打鍵音がうるさいということもないので、職場などの人の多い場所や、ボイスチャットを繋いだ状態で使用しても相手の迷惑になることはないでしょう。
このメカニカルスイッチはTTC製のCherry互換品なので、純正のスイッチではありません。ただ極端に品質が劣るということもなく、仕様もほぼ通常の赤軸と一緒です。打鍵音も聴き比べしてもわからない程度の違いしかありません。
スイッチ自体の耐久性も5000万回は耐える耐久性となっているので、チャタリングを起こすなどの心配はそこまで必要ありません。
青軸も選択可能ですが、こちらは青軸らしくカチカチうるさいです。これを選択してしまうのは、オフィス向けの用途には合わないと思います。
外見はわりかしチープで、印字ハゲが怖い
このキーボード、イメージ写真だとわかりにくくなっていますが、キートップがシール印字になっているので実物は結構チープに感じます。天板の質感はそこそこ良いだけにここがちょっと気になりますね。
シール印字はただダサいだけでなく、印字ハゲを起こしやすいと言う問題もあります。せっかくメカニカルスイッチ自体は5000万回耐える設計になっていても、キートップが剥げ始めたら格好わるいし、ブラインドタッチできない人には不便だと思います。
一応、デザイン的にはオーソドックスなTKLキーボードになっているのでキートップの交換は可能だと思いますが、そこまでするくらいなら新品を買ってしまったほうが気分は良いですね。
また、キートップの素材自体もABS樹脂製となっており、指の指紋や皮脂でテカってくるので、つどケアしてあげる必要もあります。
ゲームにもまあまあ使える
特に公表されていませんが、アンチゴースト昨日もあるのか、ゲームにもまあまあ使えます。Windowsキーもロックできるし、TKLサイズの赤軸キーボードなので、カジュアルゲーマーなら下手な中華製ゲーミングキーボードよりもこちらを使ったほうがいいまであります。
ただゲーム向けのソフトウェアも無ければ、マクロキーも設定できないので、ゲーミングキーボードと比べるとどうしても簡素に感じます。
まとめ
良い点
- 打鍵感は良好、赤軸なら音も控えめ
- オフィス向けメカニカル
- 無難なデザイン
- 価格も抑えめ
- 2年保証
悪い点
- 印字が安っぽく剥げやすい
キートップが今ひとつという感じですが、その他は概ね良好に感じます。
値段も安い上にしっかりとしたメカニカルキーボードなので、マルチに使っていけると思います。
下手な中華製を買うくらいなら、保証面も視野に入れてこちらがおすすめですね。