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Logicoolのキーボードを買わなくなった理由 失望しましたロジクール

筆者はそれなりにLogicoolのキーボードを買って使い込んでいましたが、現在は既に推しメーカーをRazerに変更しています。これはRazerのほうが自分にあっていたというのもありますが、単純にLogicoolに失望して見限ったというのもあります。

この記事ではLogicoolユーザーだった自分が、何故ここのキーボードを買わなくなってしまったのかを、Logicool製のキーボードが駄目な理由を交えてまとめて行きたいと思います。

 

Logicoolキーボードに失望した理由

酷すぎるキーキャップ(キートップ)

Logicool製のキーボードは、多くの場合キーキャップをケチっています。例えば写真のG813ですと、塗装部分の強度不足で、1年もしない内にこのように塗装ハゲが発生してしまいました。

他にも普通のキーボードでも、キートップの印字がプリント印刷ですぐにかすれて消えてしまったとかよくありますし、印字や塗装の耐久性があまりにもないというのは有名です。

他社の同価格帯の製品では、二色成形にすることで印字ハゲも塗装ハゲも起きないようにしていたり、摩耗に強い昇華刻印を採用するなど工夫しているのですが、Logicoolキートップは安物に多い塗装だけや普通のプリント印刷やレーザー刻印でしかありません。

 

また汚れやすく汚れが目立つというのもあります。他メーカー製のキーボードでも、1万円を超えてくる製品では、素材をPBT樹脂したり表面加工処理を施すことにより、皮脂汚れがつきにくいように工夫されていることが多いのですが、Logicoolのキーボードは2万円を超えるモデルですらそんなことはなく、その辺の安物キーボードにありがちなABS樹脂を使用しています。

この素材で表面加工もしていないせいで、Logicoolのキーボードは皮脂汚れがべったりとつきやすく、定期的に拭き取っても中々跡が残って取りにくい。しまいにはその拭いたせいで塗装が禿げるといったクソみたいな仕様になっています。

追記:最近発売されたフラグシップモデルのG Pro X TKL LIGHTSPEEDではようやくまともなキーキャップを採用しました。ただし、値段も3万円近いのでむしろこれが当たり前でしょう。

 

ついでに、数の少ない薄型キーボードでも、何故かLogicoolは低耐久ゆえに人気の無い爪式のキートップを採用していて、なにかに引っかかったら折れて、最悪キーボード側に爪が残って再起不能になるものを使用しています。

 

これらを5000円程度の安物でやっているのならわかりますが、1万円以上する高級モデルでやっているのだから、以下にLogicoolのキーボードのキートップが酷いかわかると思います。

 

カニカルスイッチが微妙

現在Logicoolがメカニカルスイッチとして採用しているGXスイッチですが、Logicoolオリジナルと言いつつも実はKailhという中華メーカーの製造したスイッチになっています。Logicoolから依頼されて、Kailhスイッチをカスタムしたものになっています。

このKailhというメーカーですが、そこまで格式高いメーカーではありません。なんせオリジナルはCherryMXスイッチで、Kailhが出しているのはその互換品でしか無いのですから。

なので、これの前に採用していた、オムロンと共同開発した、Romer-Gシリーズのスイッチと比べてしまうと、格落ちしてしまった印象があります。

 

そして同価格帯には、普通にそのコピー元のオリジナルであるCherryMXスイッチを採用したメカニカルキーボードなんて多く存在していますし、メーカーによってはこれの上を行く、光センサーであるオプティカルスイッチを採用したキーボードもそこそこ増えてきています。

 

これを踏まえると、Logicoolコスパ最強なんて全く持って言えませんよね。同じくらい実績があるメーカーが、同価格帯ではるかに信頼性の高いスイッチを搭載しているのですから。

 

 

ソフトウェアが酷すぎる

昔のLogicoolのゲーミングソフトウェアも、正直そこまで優れていたわけではありませんが、現在新しくなって公開されたG-HUBは、これと比べるのは失礼なほど酷いものになっています。

 

まずインストール自体がまったく上手くいかないという話が多発しています。色々要因となるものはあるらしいですが、その要因が多すぎて、多くの人が当てはまってしまっているのでしょう、インストールに何かしら失敗してそもそも起動自体ができないなんてことが多いです。

 

そしてこの苦難を乗り越え、インストールに成功したかと思えば、ここでまた悲劇がおきます。実はこのG-HUB、キー配置が基本的に英語配列のものなんです。

実はLogicoolは、海外ではLogitechという名前で活動しているのですが、グローバルモデルはこのLogitech英語配列のキーボードなんです。日本ではLogicool日本語配列しか買えない状況で、少数派にあたります。

G-HUBは少数派には合わせて作られていないので、LEDライティング機能は日本語配列にしか無いキーには対応しておらず、光り方を指定しても色々と不具合がでて設定した通りの光り方にはなりません。

 

また、光り方以外にも、このソフトウェアには不評な点があります。それはマクロ機能です。

多くのソフトウェアに対応したゲーミングキーボードには、マクロ機能が存在していて、それを任意のキーに割り当てることができるのですが、Logicoolのキーボードにはこの割当先がとても少ないのです。

一般的な配列のキーボードであればファンクションキーのみにしか割り当てできないし、左横にマクロ専用キーが用意されているものに関しては、この横の5つにしか割り当てできないのです。

EasyShiftなどで、一つのボタンを押したら次はほぼ全部のキーがマクロ機能を割当できるキーボードが多い中、Logicoolのは限定的すぎるこの有様なので、あまりにも不便なんですよね。

 

保証が駄目になった

Logicoolの製品がこれまでこんな有様でも許されていたのは、手厚い長期保証サポートがあったからです。2年以上の長い期間、故障したといえば、二つ返事で返品不要で新品を送ってくれたから、Logicoolの製品はなんだかんだ多くの人に愛されていました。

 

しかし今は違います。保証期間は多くのものが他社メーカーと同じ1年になってしまいましたし、故障したなら証拠を動画や写真で提出し、その不良品を再起不能になるまで破壊した動画まで送らないと、保証サポートを受けられないことが増えてきています。

 

まとめ

  • キートップが塗装や印字ハゲしやすく汚れやすい
  • スイッチの製造メーカーが微妙
  • ソフトウェアが最悪な出来栄え
  • アフターサポートが劣化した

他社の製品と値段が同じなのに、作りが微妙で、保証も面倒くさくて、ソフトウェアに至ってはインストール出来ない危険性まである。こんなものを誰が買うと言うのでしょうか。一度これを知ってしまったら、普通の人なら他社製品に鞍替えすると思いますけどね。

マウスならまだ評判が良いみたいですけど、正直キーボードに関してLogicool製品は無いかなと思います。下手したらそのへんの中華キーボードにすら負けてそうです。

 

Razer Huntsman V2
おそらくRazer最高傑作のキーボード。リニアとクリッキー、日本語配列英語配列があるので間違えないように注意。
 

 

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