キャッシュレス決済。国が推奨している今の時代にあった決済方法ですが、実際流行っているかと言われるとまだまだというところです。
なんで流行ってないかと言われると、利用者側にも店側にも問題があるかなと思います。
ここは高齢者社会に突入した日本だぞ
まず利用者側の理由。ぶっちゃけ年寄りだらけの現状で、新しい支払い方法に変えろと言われても厳しいのではないでしょうか。
たとえば私の父はまだ50ちょいですが、それでも現金と銀行振込くらいしか支配手段を持っていなくて、定年したらクレカが作りにくくなるから早めに作れと言っても中々作ろうと行動をしなかったわけで。手続きも結局自分でパソコンが使えないから、私が入力を手伝ったくらいで。
50台でこの体たらくです。60、70はどうなるのか想像もしたくないですね。
Paypayなんかもアプリの使い方とかも分かってないから、誰かのサポートが必要な状態です。
流石にクレカ作りのサポートを国にしろとは言いませんが、最低限スマホの使い方をわかりやすく説明する会を市町村で開き、スマホ決済のやりかたくらいは学べるようにしておかないと、ジジババ世代は一生現金払いしていると思いますね。
店側もキャッシュレス決済対応してないやんけ!
ではもし、すべての日本国民が何らかの手段でキャッシュレス決済を使えるようになったとしましょう。しかし全ての決済がキャッシュレスになることは現状ありえないのです。
たとえば100円均一。ここは薄利多売なのでクレカや電子マネーにすると手数料で取り分が減るので、チェーン店でも未だに現金払いのみの店舗が多いです。
そして例えば飲食店。有名チェーン店のサイゼリヤは未だに現金主義ですし、多くのラーメン屋などもキャッシュレス決済には対応していません。
こんな体たらくでどうしてキャッシュレス決済なんて流行るのでしょうか。実際あるラーメン屋でキャッシュレス決済をしようとしていた青年は、PayPayにもクレカにも非対応で、現金も持ってなかったから、慌てて店にスマホを預けてATMのある場所まで走っていきましたよ。
現金を全く持たないで生活できる環境ではないのです。
国側もキャッシュレス決済を普及させたいなら、店側に補助金でも出してやれと思いますね。そういう整備の為の税金使用なら、国民の文句も少ないでしょうに。