皆さんは自作PCコピペというものをご存知でしょうか? 各部位を掲示してここはお金をかけないと駄目といっている文章です。
結構ネタ要素の強い文章なのですが、ある意味間違っていないなという事もあって意外と馬鹿にできないです。
この記事では、自作PCコピペを紐解き、実際にどういうパーツの選び方をするべきか筆者なりの知見からまとめていきます。
自作PCコピペ
- CPU……パソコンの頭脳に当たる部分、ここは重要
- メモリ……当たり外れの大きな部分、ここは値段で妥協するな
- マザボ……PCの基礎となる部分、ここは質にもこだわるべき
- HDD……何より大事なデータが保存される部分、ここは重要
- グラボ……ゲームや動画再生能力はここで決まる、ここは大事
- 電源……ここがダメになると他のパーツもダメになる、ここは妥協出来ない
- ケース……一番長く使う。ここから決めるぐらいの大事なパーツ
- キーボード、マウス……直接触れる部分、ここに金をかけると幸せになれる
- モニタ……これがダメだとどんなPC組んでもダメ。いいものを買え
良くネット上で転がっている自作PCコピペの中で、ハイエンドに位置するものを引用してきました。この記事ではこのハイエンド構文を元に、実際どういうものが良いのか紐解いていきます。
CPU……パソコンの頭脳に当たる部分、ここは重要
まずは頭脳、CPUです。ここをケチってしまうと全ての動作がもっさりしていまう事になるので、ある程度お金がかけたい部分になります。具体的に言えば、最近のCPUでIntelならばi5以上、AMDであればRyzen 5以上のグレードは選択したいところです。
このくらいのグレードのものを選択しておけば、少なくともがっつりゲームで遊ぶにしても、グラボさえケチらなければ問題ない処理能力となります。
ただし、配信者であれば同時に他のソフトを動かすことになるので、もう1グレード上げた方がいいです。
メモリ……当たり外れの大きな部分、ここは値段で妥協するな
メモリはよほど変なメーカーで買わなければ大丈夫です。有名所のメーカーから、スペックを見た上で安いものを選んでしまったも問題ないでしょう。正直メモリの良し悪しは品質を除けばどっこいどっこいな印象です。
RAM容量は16GB以上あれば、余裕をもって扱えると思います。
マザボ……PCの基礎となる部分、ここは質にもこだわるべき
ここもよほど変なメーカーのものを買わなければ大丈夫です。ケースのサイズに適合しているなら、だいたい何を買っても問題ないでしょう。
マザーボードは基本的に高額になるほど電源関係への強度が強く、オーバークロックする場合に有利に働きます。しかし、マザボに実際に拘っている層なんて、ガチゲーマーでも上澄みの層だったり、オーバークロッカーと呼ばれるCPU周りに負荷をかける競技者くらいなものです。
ASRockあたりのマザーボードを買っておけば、コスパも良くて必要十分でしょう。
HDD……何より大事なデータが保存される部分、ここは重要
内蔵ROMについての文です。現在ではSSDの方が主要な部分です。
たしかにここは非情に重要な部分です。特にSSDはHDDとくらべて製造が用意なこともあって、数多くのメーカーが参入して来ています。が、その質は本当に玉石混交です。
過去に有名なBTOパソコンメーカーがSSDの販売をしたところ、内部のパーツがリマーク品(他の工場で品質が悪くて廃棄になったものを、マークを消して再利用)していた事が明らかになるなど、やばい製品も多く混じっています。
別に有名メーカー品でも特別高くないものも普通にあるので、そういうものから選択したほうが無難です。
グラボ……ゲームや動画再生能力はここで決まる、ここは大事
ゲームを全くしないのであれば、CPUの内蔵GPU機能です。
ゲームをするのであれば、できればハイエンドを買ったほうが良いです。特に長く使っていくつもりであれば、良いものを買えば買った分だけ最高スペックでゲームを遊べますから。
ただグラボは本当に高額で、高いものだとそれ1つでミドルクラスの自作PCを作れたりします。自身のお財布と相談して決めましょう
電源……ここがダメになると他のパーツもダメになる、ここは妥協出来ない
ここも認証が通っているような電源ユニットであればそこまで気にしなくてもいいかと。欲を言えばGold認証以上が良いですが……
認証も通っていないような電源ユニットもありますが、これはなるべく避けましょう。過去に動物電源とよばれる安かろう悪かろうの電源ユニットも販売されていましたが、それの評判を見ればわかるとおり、認証無し電源はかなり博打です。
ケース……一番長く使う。ここから決めるぐらいの大事なパーツ
まあある意味ケースから選ぶこともあるし、大事なパーツであることも同意します。ただケースの良し悪しってエアフローと裏配線スペースの広さによるところが大きく、低価格品でも意外とまともな製品は多いんですよね。
ここも有名メーカーの廉価版モデルのケースでも買っておけば、十分実用に足るでしょう。
キーボード、マウス……直接触れる部分、ここに金をかけると幸せになれる
これはぐうの音も出ない正論です。
安いキーボードやマウスだと、タイピングしていて疲れたり手首が腱鞘炎になったりするし、結構すぐチャタリングなどのスイッチ周りのエラーで駄目になって、長持ちしないです。
ここは変な妥協はせず、これが良いと思ったものを買うべきです。最近は1万円程度でも買える、メーカー品のメカニカルキーボードなんかもあるのでおすすめです。
モニタ……これがダメだとどんなPC組んでもダメ。いいものを買え
間違ってはいませんが、よほどよくわからない謎中華メーカーのものを買わなければ、地雷を引くことは少ないです。
気をつけるべき点は、ゲーム用途であればリフレッシュレートの確認はしておくべきという点くらいですね。
まとめ
- CPU……最低i5、Ryzen 5以上が望ましい
- メモリ……へんなメーカーから買わなければ問題ない
- マザボ……へんなメーカーから買わなければ問題ない
- HDD……へんなメーカーから買わなければ問題ない
- グラボ……できればハイエンドを選ぼう
- 電源……最低でも認証通っているものを買おう
- ケース……メーカーの廉価品でOK
- キーボード、マウス……変な妥協はするな
- モニタ……へんなメーカーから買わなければ問題ない
筆者の意見としてはこんな感じになります。皆さんが自作PCに挑む際、頭の片隅にでも入れておいていただければ幸いです。