総務省が各キャリアの端末割引に対してやりすぎだと規制をかけるなか、ソフトバンク側は安くしないと5G端末は高すぎて売れないし、結果的に5Gが普及しないと苦言を呈しています。
端末が安くなるなら消費者側からしたらお得じゃん、なんて思うかもしれませんが、それはちょっとまって欲しいです。本当に安いと思ったら大間違い。楽天モバイル以外の3キャリアは、基本的に消費者から搾り取ることしか考えてないと思ったほうが良いですよ。
ということで、この記事ではキャリア側の言い分がいかに自社利益を追求しているかを纏めていきたいと思います。
端末割引規制に関してのキャリアの言い分について
5Gスマホは高すぎて大幅値引きしないと売れない
ソフトバンクの社長はこんな事を言っていたわけですが、実際それには語弊があります。ただしくは、iPhoneを中心としたハイエンドの5Gスマホが売れないです。スマホの性能とともに値段もインフレしてきているので、たしかにこの価格帯のスマホは中々売れないでしょう。10万円どころじゃないですから。
しかし、5Gスマホは別にハイエンドしかないわけではありません。3~5万円クラスのミドル帯にも普通に5Gスマホは存在しているので、高くて売れないってことはないのです。
キャリア側としては安いスマホよりも高いスマホを売りたいので、こんな事を言っているわけですね。
対応端末を売らないと5Gが普及しない
そもそも基地局が全然ない状態で、どうしてわざわざ5Gスマホを使おうと思うのでしょうか。
例えば筆者は郊外に住んでいるのですが、そこでも5Gの電波は殆ど飛んではいません。東京ならともかく、地方では都市部の駅周辺くらいが関の山といった普及率ではないでしょうか。
そんな有様で5Gスマホがなきゃ普及しない? まず基地局を増やして日本全国どこでも5G接続ができるようにしてから言ってくれませんかね?
高い5Gスマホを売りつけておいて、「お前の生活圏は4Gまでwww」とか馬鹿にしてるんでしょうかね。
安く見えても見せかけだけじゃん
確かに端末代だけ見れば安くなっているでしょう。ただし2年契約とか、他のどうでもいいサービス抱き合わせとか、2年後スマホ機種変を半ば強要してくるようなカエトクプランとか、ろくでもない落とし穴ばかりですよね。
ぶっちゃけ高いスマホを買うにしても、楽天ポイントでキャッシュバックが多い楽天モバイルや楽天市場、プライムデーやブラックフライデーで大幅割引されるAmazonとかでスマホを買ったほうが遥かに安いんですけど。
しかもこっちで変えば鬱陶しい消せないプリインアプリやクソダサいキャリアロゴも刻印されていませんし。
まとめ
そもそもキャリアでスマホを買うなんて損なことの方が多いくらいでして、キャリア回線を使いたいにしても、今はSIMフリースマホが使えるのでそっちの方が良いですよ。