キーボードやマウスは時としてチャタリングという減少を起こすことがあります。キーを入力した際に、反応しなかったり1回しか押していないのに2度3度押されているような状態になるのです。
治す際には色々と手段がありますが、その中でもメカニカルキーボードはかなり簡単に治すことが可能です。
この記事では、メカニカルキーボードがチャタリングを起こした際の、簡易的な対処方法を紹介していきます。
メカニカルキーボードのチャタリング対策
電源抜いて放置
チャタリングの原因にはいくつかあって、その中でも冬場に多いのは静電気によるものです。静電気によって帯電状態になってしまうと、スイッチ回りに不具合が起きて、反応がおかしなことになります。
こういった静電気が原因の場合、一度キーボードの電源を落とすことが有効です。有線接続であればそれを抜いて、無線であれば電源を落としましょう。
そしてだいたい5分から10分ほど経ったら、再度接続して使ってみましょう。静電気が理由でなっているのであれば、これで治ることが多いです。
接点復活剤を使う
静電気によるもの以外の場合、スイッチ回りに埃が入りこんだり、劣化したりなどの原因が考えられます。この場合は静電気と違って、電源を落としても効果はないでしょう。こういう場合は接点復活剤を使います。
接点復活剤というのは、電気系統の部品にオイルを散布し、接点の接触不良を防止するスプレー剤のことです。液体なので乾くまで通電したら駄目なように思えますが、これじたいは電気を通すことはなく、トンネル効果の発生によって通電を助ける製品になります。
色々似たような製品はありますが、中にはプラスチックやゴムを溶かしてしまうものもあるので、購入する際は良く用法を確認して購入するようにしましょう。ホームセンターにいけばほぼどこでも売っている製品です。
使い方はメカニカルキーボードの場合は非常に簡単です。
- キートップを取外す
- スイッチ部分を爪楊枝などの細いもので押し込む
- 付属のストローを装備した接点復活剤を吹き込む
- スイッチ部分を50回ほど連打して馴染ませる
この際、接点復活剤はちょっとで良いです。ほかのところに飛び散らないように弱くゆっくり。溢れる寸前までやるのは多すぎかなと。
だいたいこれで埃が原因の場合はすぐ直ります、部品の傷などの劣化の場合は、被膜が形成されるであろう1日後くらいには治るはずです。
簡易的な対処方法はこれだけになります。一応エアダスターやエンジンクリーナーなどで、スイッチの中身を清掃するというのもありますが、これはやっていることは接点復活剤で埃を除去するのとそう変わらないので割愛。
それでも治らない場合は
ここまでやってまだ治らない場合は、スイッチ自体が根本的に壊れているということでしょう。素直にメーカーに修理を出すか、自分で分解して互換品のスイッチに交換するかの二択になります。
ただし、保証期間外での修理は高いですし、スイッチ交換もホットスワップ非対応であれば中々に難易度が高いです。なにせスイッチが基盤にはんだ付けされていますからね。
個人的には新しいキーボードを買ったほうが早いと思います。