中古スマホを専門的に扱うECサイト、にこスマにて、2023年1月ごろにiPhoneシリーズの多くを抑えて2位の売れ行きを果たした韓国製スマホLG style L-03K。ドコモが取り扱っていたエントリークラスのスマートフォンですが、2018年頃の製品ということもあって、かなりの骨董品であることは言うまでもないでしょう。
そんな商品が何故売れたのか、実際に使えるのかについて考察していきます。
LG style L-03Kが今になって買われる理由
細かい機能に需要がある
本製品はエントリークラスの製品な上に、5年近く前の旧型なので、ネットサーフィンすら厳しいものがあるのは事実です。カメラ性能だってお世辞にもいいとは言えないでしょうし、ゲームなんて以ての外でしょう。
しかし、中古で5000円程度という価格帯にもかかわらず防水やおサイフケータイなどの需要を満たしているスマートフォンでもあります。電話とメールができればいい、カメラなんて見れればそれで十分だ、支払いの時にさえ困らなければそれで良い、というスマホには最低限しか求めない人にはこれで十分なんでしょう。
案外子供向けにも悪くはない
子供にスマホを持たせることで、色々問題が起こると困っている保護者の方たちもいると思います。しかし、本製品であれば、スマホで子供が起こすいくらかの問題を解決することが可能です。
- ゲームのやり過ぎ→ゲームなんて遊べるスペックじゃない
- ネットの見すぎ→ネットサーフィンも苦痛な処理能力
- 動画の見すぎ→同乗だし画面も小さくて醜い
- 雑に扱って修理代が嵩む→型落ち中古で安いから買い換えれば良い
- ポケットに入れっぱで洗濯機に!→防水でワンチャン耐える可能性あり
- 10万円超えるようなものを与えるのは危ない→これなら1万円はかからない
低スペックであることで救われる面が多いのです。なんならカメラも悪さしないように、ヤスリがけして何も映らないようにしても良いでしょう。
日本人も貧しくなったなと
一番の売れ筋ポイントは、やはり日本人が貧しくなったことと、iPhoneが高額化したことが大きいでしょう。いままでの日本人は、iPhoneを持っているのが人権クラスで当たり前、学校でiPhoneじゃないものはエアードロップで画像を共有できずハブられる、なんて話もあるくらいでした。
けれど、もう日本人の多くはiPhoneを無理して買う余裕ないんじゃないですか? スマホに10万20万だして、それを落としたら高い修理代払って、なんてできる余裕がある家庭ばかりでしょうか?
もうくだらない見栄は捨てて、そこそこ使える程度のスマホをそこそこの値段で勝手妥協するのが重要だと思います。
OPPO Reno 5aは発売からそこそこ経ちますが、いまだ現役で使える性能、価格にしては美麗な写真撮影能力、おサイフケータイまでついていておすすめです。