パソコンでゲームを遊ぶ場合でも、コントローラーは当然選択肢に入ってきます。しかし、昨今ではよくわからないメーカーのなんちゃって製品が溢れかえっており、良いものを探すのは中々に大変な状況です。
メーカー品から選ぶにしても、一流メーカー品は高いものが多い上に、Logicoolなんかではずーっと昔に開発して移行ずっとそれを製造し続けていたりと、メーカー品を気軽に買うのも中々に難しいです。
そんな中で、昨今評価を上げている8bitdoのPC向けコントローラーが出ているので、それのレビューをしていこうと思います。8bitdo ultimate 2.4g wireless controllerです。
製品特徴
注意点:このモデルはPC・スマホ向けです
このメーカーのUltimate Controllerシリーズは、似たような見た目でも対応製品が違うものが多数でています。今回レビューしていく8bitdo ultimate 2.4g wireless controllerは、PCやスマホなどの為の製品で、一般的なゲーム機向けに開発されたものではありません。
ボタン配置的にXboxのコントローラーに見えますが、本製品はXboxとは接続して使えないことを覚えておきましょう。当然、Switchなどにも非対応となります。
Switch向け、Xbox向けの製品は別のバリエーションとなるので、間違って購入しないようにしましょう。
純正品より高く見えるが、付属品も見ればむしろ安い
値段だけで比べると、純正箱コンより1000円以上高く見えます。しかし、本製品は機能面以外の面でも付属品が充実しています。
専用の充電ドックに加えて、Bluetooth接続より安定かつ低遅延の2.4gUSBドングルが付属してくるのです。これらは純正箱コンの場合は別途購入する必要があるので、それを考えれば安く見えると思います。
その他にも、スティックの高さを若干あげグリップを効かせるゴムカバーと、充電通信対応のケーブルが付属してきます。
サイズ感は純正箱コンより若干小さめ
あまり差がないのでわかりにくいですが、本製品は純正箱コンより若干小さいサイズ感になっています。とはいえ、一般的な日本人の手のひらであれば、小さすぎて持ちにくいなんてことはないのでご安心を。
そして、サイズが小さくなった分、重さも若干軽くなっており、手で持った感じで歴然の差を感じます。
質感に関しても純正箱コンと変わらない感じで、妙な安っぽさは感じられません。
今流行の背面ボタン搭載
近年のゲームコントローラーには、背面にプログラムボタンが搭載されていることが多いです。ここに同時押ししにくいボタンなんかを設定することで、より複雑な操作を可能にするわけですね。
ソフトウェアにも対応しているので、マクロなんかも組むことが可能ですが、こういったマクロはオンラインゲームによっては禁止していることもあるのでそこは注意しましょう。
無線有線両対応
本製品は無線接続の他に、TypeC接続による有線接続も可能です。低遅延でもゲームで無線はありえない。ガチゲーマーは有線一択なんて人のニーズにもお答えしています。
デッドゾーンの設定可能
ガチゲーマーになってくると、スティックのデッドゾーンを気にすると思います。
このデッドゾーンを0設定にすることが可能で、これをすることでゲーマーにも満足な細やかな操作が可能となります。
また、副次的な効果ですが、スティックが劣化して触っても居ないのに動き出す、ドリフト現象が発生した際は、わざとデッドゾーンを広くすることで多少ならドリフト現象を無視することが可能になります。
必要十分条件なソフトウェア
8bitdoのコントローラーにはソフトウェアが用意されている事が多く、本製品もご多分に漏れず設定用のソフトウェアがあります。
このソフトウェアは常駐型ではなく、コントローラーの設定をしてコントローラー本体にそれを保存するためのものですので、他の常駐型のゲーミングソフトウェアと喧嘩することはありません。
このソフトウェアでできることは大きく分けて以下の通りです。
結構自由度が高い上に、3つまでプロファイルを保存できるので、よく遊ぶゲーム向けに設定を保存し、切り替えて遊びやすいのもグッドです。
ガチゲーマー向けのデッドゾーンや、トリガーの反応点の深さを変更できる点も、中々に実用的なんじゃないかと思います。
まとめ
基本的にパソコンやスマホでしか使えない点は汎用的ではありませんが、それでもゲームコントローラーとしては非常に使いやすくお値段もお手頃なモデルです。パソコンで良くゲームを遊ぶという人であれば、非常におすすめできる製品と言えます。