皆さんはパソコンのパーツなんかを購入する際、バルク品とかジャンク品という表記を見たことはないでしょうか。通常の製品とはもちろん違う扱いになるのですが、知っておくとより安く欲しいものを購入できます。ただ当然リスクもあるので、安いからといって何も知らずに買ってしまうのは危険でもあります。
この記事では、バルク品などの意味について解説していきます。
バルク品
バルク品とは、本来企業向けなどで大量出荷するものを指します。本来であれば個人向けに販売されることはないのですが、製造過程でこういったPCパーツが過剰在庫として余る事があります。
そういった場合にこのバルク品が個人向けのショップなんかに入荷されて、我々個人向けの製品として販売させる事になります。
もともと企業間での取引商品なので、個人販売向けのパッケージや説明書なんかはついておらず、簡易梱包だけされていることが多いです。
もの自体は新品なのですが、これらの商品は新品未使用の中古品と同じでメーカー保証がありません。流石に販売店が初期不良の対応くらいはしてくれることが多いですが、3ヶ月で壊れたとかなると大損するリスクがあります。安いのはその分メーカー保証がないという理由だとおぼえておくべきでしょう。
リテール品
バルク品の対義語として扱われます。こちらは通常の個人向け製品です。新品の正規品なので当然メーカー保証も受けられます。
CPUを買った際についてくるクーラーに対し、リテールクーラーという呼び方をする事が多いです。
並行輸入品
並行輸入品は本来の正規店が扱っているものを、別の業者が販売しているものを指します。代理店を挟む回数が減るため、正規品よりも安く新品を購入することが可能になります。
ただし、海外から直接買い付けていることも多い関係上、パッケージや説明書が日本語でなかったりします。
正規販売店を通して買っていないので、バルク品と同じくメーカー保証が受けられないデメリットもあります
新品未使用品
買ったけど箱から出さずに使ってないものを中古として売る場合はこれになります。また、中古ショップが欠品確認のために封を開けてしまった場合でもこの呼び方をすることがあります。
バルク品と違ってパッケージや説明書もついてきますが、正規の販売店を通して買っていないこの商品では原則メーカー保証を受けることができません。
こちらの保証も短期間、販売店がつけてくれることが多いです。
中古品
誰かが一定期間使用していた製品のうち、基本的に不具合なく動作するのであれば中古品として区分されます。
誰かが使っていたものなので傷や使用感はありますし、説明書なんかが欠品していることもままあります。当然メーカー保証は受けられません。
保証はバルク品や新品未使用品と同じく、メーカーがつけることが多いですが、その期間はさらに短いものとなります。
ジャンク品
誰かが一定期間使用していた製品のうち、なんらかの大きな不具合があるものがジャンク品として区分されます。また、あまりにも状態が悪く、動作確認すらままならないものなどもあります。
これらはまさにジャンク(ガラクタ)として取り扱われており、かなり安い価格で取引されるものの、ノークレームノーリターンという扱いになります。
たまにそれらを知らず、単なる安い中古と思って買って、あとからショップに文句を付けて発狂するヤバい人がいますが、よく調べずに買った人が悪いのです。
まとめ
よく知らないと結果的に損をすることになりかねないので、バルクやジャンクなどはおぼえておくべきでしょう。