Lenovoは2023年夏ごろに、新しいゲーミングブランドとしてLenovo LOQの製品を販売する予定になっています。
家電量販店でも見かけるパソコンブランドということで、今後もより一般にゲーミングパソコンが普及していくきっかけになるとは思うのですが、これをそこそこ知識のある身でおすすめできるかとなると、ちょっと微妙なところです。
今回は新ブランドのLenovo LOQについて、何故そこまでおすすめ度が高くないのか解説していきます。
Lenovo LOQのおすすめ度が低い理由
エントリー向け=安いが性能は控えめ
このLOQはかつてのIdeaGamingの後継という位置づけになっています。実際エントリー向けに商品展開をしていくと言われています。IdeaGamingの製品はたしかに安いものが多かったし、本ブランドの製品もまあまあ安い品にはなると思います。
ただ昨今のゲーム市場は高画質のものが多いですし、ゲームの設定をかなり控えめにしないと快適には遊べないでしょう。むろん、落とせば遊べるので問題ないといえば問題ないですが、例えば据え置きゲームからより高画質高処理能力を求めてゲーミングパソコンデビューしたとなると、まともに遊ぼうとしたら据え置きゲームより画質悪化したと本末転倒な事になりかねません。
買う前に下調べをして自分で納得できれば買えばいいという、ちょっと知識が必要なデバイスになるでしょう。
ノートパソコン中心ならいらないかな
IdeaGamingの後継ということであれば、たぶん製品はノートパソコン中心になると思います。なんならデスクトップはでない可能性が。このノートパソコンというのが曲者でして、ゲーミングになると色々と問題があるのです。
まずノートパソコンのカタログスペックは、デスクトップのものとは1ランク下がることが多いです。デスクトップほどのエアフローを確保できない問題で、意図的に処理能力を下げていることがあるのです。もしデスクトップほどの処理能力を発揮させようとすると、排熱が間に合わず早死してしまいますので。
また、性能にリミットをかけたところで排熱は課題になっているので、本体が不安になるくらいアチアチになるし、常時扇風機を回しているかのようなファン音がなることが多いです。
さらにノートパソコンなので自分でパーツを入れ替えたりもできないし、基本的にデスクトップに対して不利な点が多いのです。
まとめ
今後の商品展開にもよりますが、ハイエンドな製品はすでに別ブランドで展開しているので、まずこれらの問題がついて回るでしょう。カジュアルにたまにゲームをするというのであれば悪くはないのですが、それなら据え置きゲーム機で良くないかって思う部分もあります。
作業用に高性能な奴が欲しいっていうにしても、ファン音うるさい上に、寿命短いゲーミングノートパソコンを使うのはなかなかリスキーですし。
デスクトップのエントリーモデルがでるなら悪くはないと思いますがね。