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arrowsやバルミューダフォンなどの販売が次々に停止している件

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今年に入って京セラがスマホ事業から撤退したり、arrowsの販売を引き継いだFCNTが民事再生を目論だりと、日本のスマホ市場を大きく揺るがす出来事が多発しています。 

色々困惑している人も多いでしょうが、むしろ私からすると、なるべくしてなったことのように感じます。

今回は、そんな日本のスマホ市場が大きく変わっていくこの出来事に関して解説していきます。

変わりゆく日本のスマホ市場

京セラが撤退は予想通り

まず京セラがスマホ事業から撤退した件について。

京セラは元々あまり一般向けのスマホを出している感じではありません。一応無いことも無いですが、メインはタフネススマホとお年寄り向けのかんたんスマホでした。こういう他があまり出さないニッチな層を狙い撃ちして利益を稼いでいたわけです。

 

しかしこれらって、よくよく調べればそんなに良いものでないことはわかる筈です。

まずタフネススマホであるTORQUEシリーズですが、これってかなり高いし処理能力は低い、おまけに外からの衝撃には強くとも中身が弱々なんです。

私の父が前のスマホで2度ほど使っていましたが、バッテリーが半年で死んだり、充電中に煙出して壊れたりと何度も修理(交換対応になった)ことがあります。1度や2度なら当たりが悪かったんだろうと思いますが、少なくとも片手で足りないくらいには修理に出しているので、そのお粗末さがわかると思います。

 

そしてかんたんスマホですが、これも正直どこが良いのかわかりませんでした。かんたスマホってやってる事は概ねアプリアイコンをデカくしているくらいでして、これが使えるなら普通のスマホも使えるんじゃねと思った次第です。

その癖価格もスペックからみたらだいぶ高くてコスパが良くないので、やはりあまりいい商品には感じません。

 

高くてしょぼい。さらに近年は不景気もあってスマホの買い替えに消極的な人も増えていて、売れ行きは低迷。だから利益も上がらず撤退と相成ったわけですね。

 

むしろ良く今まで生き残ってたねarrows

次にFCNT、arrowsの販売停止について。民事再生を目論んでいますが、個人的にはこのまま潰れてしまっても、一般向け顧客にはそこまで困る人は居ないんじゃないかと思います。だって全然売れてませんし。

 

 

arrowsの印象ってメチャクチャ地味だと思います。あれ居たの? ってくらいには影が薄いです。

製品的にもはっきり言って二流でして、排熱が下手くそなせいか多くの機種が爆熱ホッカイロだし、それのせいでせっかくハイエンド向けSoCを積んでもサーマルスロットリングを起こして処理能力低下。挙げ句ならばと自分からリミッターをかけてスペック下げたり。

最終的には石鹸で洗えますとかいう誰向けなんだという変な仕様でセールスして見たりで、一体どういう層に売り込んでいるのかわからなくなる始末でした。

 

当然こんなんで売れ行きが伸びるかと言われればノーでして、まだ狙う客層がはっきりしていた京セラと違って、メインのスマホがこの有様では。一応FCNTもらくらくスマホを出していましたが、まあ二番煎じ感酷いし京セラとどっこいどっこいなんで……

 

何がしたかったんだバルミューダ

彗星のごとくスマホ市場に現れたバルミューダですが、さり際も彗星のごとき速さでした。わずか1種スマホを出しただけで、売れないからとバルミューダは徹底してしまいました。

 

とりあえずバルミューダに言いたいことは2つ。

まずデザインに奇をてらい過ぎ。おしゃれ家電でやってきたから、スマホもおしゃれデザインにしたかったのはわかりますが、それで使い勝手下げてどうするんだと。カメラと指紋認証センサーの位置問題でレンズが指紋だらけになったり、机の上でコマになったり。

しかも河原の石みたいな質感を目指した結果、材質の問題でポケットに入れたらズボンの色が染み込むとかあまりにもお粗末。ほんとに河原の石みたいに小汚くなってどうすんのよ。

 

次に中身ケチりすぎ。Appleみたくハイブランドスマホを出したかったんだろうけど、じゃあせめて中身もケチるなと。

Appleが高いのって中身もしっかり高いからです。その世代のiPhone買って、処理能力に文句つけてる人は見かけないですよね。カメラに関しても概ねキレイに取れるって満足評価ですよね。それはiPhoneがデザインだけじゃなくて、中身の性能もしっかり作ってるからなんです。

値段に見合っただけの製品だからこそ、高性能だから高くても仕方ないよね。高くても欲しいよねって、大勢が認めるんです。バルミューダは利益欲しさに中身ケチってるのが透けて見えます。片手で操作できる小型スマホをって言っても、結局のところできる限り小型化して液晶なんかの部品代ケチりたかっただけにも思えます。

 

正直あんなものをドヤ顔で販売するような会社はどうぞスマホ事業から撤退してくれて結構です。あなた達に求めるのは、おしゃれなインテリア兼用になる家電ですからね。

 

今後さらに撤退は増えていくだろう

日本のスマホ市場ってほんとうに貧弱です。大勢が無理してiPhoneばかり買ってるから、新規参入が難しいですし。しかも個々最近では不景気や円安で買い控えムードで、ますますスマホの売れ行きは低迷することでしょう。

次消えるのはSHARPSONYか。中国系企業は特に円安のせいで日本市場が美味しくないと思ってるので、XiaomiやOPPOに切られてもおかしくはないですね。

 

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